二回目の小学校窓拭きボランティア:親として小学校を積極的に支えていくことの意義

新年が明けました。そして半年間、ブログの更新ができないでいました。いろいろなことにチャレンジしていたためですが、その詳細はまた別途書き連ねるとして。

 

DSC_0951昨年12月に子供たちの通う小学校のPTAおやじの会メンバーとして、二回目となる校舎の窓拭き掃除に参加してきました。

 

元々は毎年この時期に実施されていた窓拭き掃除。前回はPTA会長に掛け合って、除染の意味合いを込めて6月に追加実施してもらったのが実情です。(参照:小学校の窓ふき掃除:僅かながらも放射線量低減に確実な効果を実感

 

お昼の集合時間になって昇降口に集合。前回よりも人数が増えています。素晴らしい。

 

■校舎窓の除染はほぼ完了か    
今回も放射線測定器を持参して、掃除前後での変化を測定しました。使用したカウンターはTERRA-P+です。

 

3階窓、2階窓、そして昇降口と担当したのは6月と一緒。しかし、どこの担当箇所でも、今回は掃除前後での目立った変化は見られませんでした。値としては0.08~0.15μSv/Hを表示しています。前回は明らかな差異としてカウンターの計測値に現われましたが、今回はほとんど値が動きませんでした。

 

これは何を表しているのでしょうか。

 

私が思うに、校舎窓や外壁における除染は、ほぼ完了したのではないか、ということです。

 

色々と検証が必要でしょうから、そう断定することは簡単にはできないとは思います。また、高圧洗浄機などで一層の念押しが必要となるとも思います。ただ、こうやってひとつひとつ環境を良くしていくこと、またよくなっていることを確認していくことが重要ではないかと思うのです。

 

■父親として小学校を積極的に支えていくことの意義    
放射線対応の申し入れをしたことが、私がおやじの会に入会したきっかけになりました。それからかれこれ半年。夏休みに実施した校舎内廊下のペンキ塗り、そして9月の運動会会場設営など、全てのイベントに積極的に参加してきました。ペンキ塗りと並行して実施された校庭表土除去は日程がうまく合わず参加できませんでしたが・・・

 

また、都度開催されていた飲み会にも参加し、いろいろな年代・職業の父親たち、そして先生方と交流を重ねてきたのです。

 

小学校に通う子供たちは、何も母親だけが親なのではありません。私たち父親も責任ある立場として、小学校や地域へ積極的な関与が必要であると考えます。

 

おやじの会の中核メンバーであり、メンバー皆から親しまれている方から頂いたメールに、こんな記載がありました。

 

モンスターペアレント(ツ)云々と騒がれている昨今、      
学校と家庭との意見の行き違いから生じる問題は、      
母親だけが学校行事に参加しているから意見が行き違うことだと思う。      
オヤジは仕事だけ、母親は子育てだけという感があるからだと思うんだ。

 

所詮、男と女とでは考え方も違うし、やり方も違う。      
そこで、オヤジが入って男の意見も加え、家庭と学校の関係を少しでも潤滑に進めようという考えだ。

 

私はこの考えに大いに賛同します。子供の教育に父親としてどんどん参画したい。そのためにも、地域との関係は強めていきたい。そう思いながら、窓拭き掃除の夜の酒席で、愛すべきオヤジ達と談笑したのでした。

 

今年もよろしくお願いします。

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小学校へ申し入れた内容:現実的な対応への全面協力が趣旨

これもまた順序が逆になりますが、先日のPTA会長との会談をした後に、学校とPTA宛に申入書を提出しています。自分自身の記録のためにも、事後ではありますがその要点をまとめておきたいと思います。結果として他の学校や幼稚園などの対応に何らかの参考になれば幸いです。

ポイントは、心配と思われる一連の事項の他に、保護者として全面的に協力するので一緒にやっていきたい、という意思を伝えたかったということです。現実的に取り得る対策を積み上げていくことが、目の前の子供達を被曝から守ることに直結していきますので、これは大事な要素であると自分としては思っています。

なお、実際の文章をザザッとまとめたものであり、そのものの転記ではありません。一部追記も含まれています。また私ともう一家庭の保護者の方との連名で、書面は提出しています。

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1.外部被曝に関して

1)校外学習の行き先変更について

6月にあけぼの山公園と下田の森公園を行き先にした校外学習が予定されていました。先だって5月31日から3日間にわたって実施された県による放射線量の調査において、柏市で計測対象となった公園はいずれも値が高く出ていました。

この状況下において、あけぼの山公園や下田の森公園を校外学習の場として選択するのは不適切であり、日程を変更してでも行き先を屋内へ変更することを求めました。

2)プール授業前の放射線測定のお願い

子供たちがプール前に体温を測るのと同様、プールを利用する朝の放射線量を計測した上で、利用の是非を判断するようにとお願いしました。また、この場合プールに入らせるか否かの判断は、計測された値に基づいて保護者が判断できるよう、結果をスクールメールで配信してほしいと付け加えました。

3)校庭表土除去と除去完了までの利用禁止に関するお願い

校庭についても相当量の放射性物質が降下している状況であると推測しますので、表土の除去と、除去が完了するまでの利用禁止を要望しました。

2.内部被曝に関して

4)給食に使用している食材の産地表示と放射線量測定結果開示のお願い

使用している食材の安全性を示すためにも、産地の表示と放射線量の測定結果について、献立表への表記をお願いしました。

また、給食で提供されている牛乳。実はこの申入書を書く前に、生産元であるコーシン乳業千葉工場へ妻が電話で直接の問い合わせをしてくれていました。その結果、同社で取り扱っている原乳の産地、そして安全基準について情報を取得することができました。しかし、この対応は本来学校側に行って頂きたいものであり、積極的に情報を取得頂いた上で保護者への公開をお願いしました。

(5)お弁当の持参許可と給食時の柔軟な対応のお願い

上記(4)で情報をしっかりと保護者に公開して頂いた上で、給食の一部または全部の献立を飲食するか否かについて、各家庭にて判断することを認めて頂きたいこと、そして必要だと判断した家庭が、お弁当を持参することについても認めて頂きたい、としました。

3.学校・通学環境の改善に向けた施策について

(6)環境改善に向けたPTAの取り組み実施と認可のお願い

これまでのブログでも繰り返し述べていますが、個人的にはここが一番言いたかったポイントです。

例えば校庭表土除去については、人手が必要な作業です。これを学校だけで実施するのは予算上も難しいでしょう。学校側が実施を決断した場合は、保護者として喜んで清掃・除去作業に協力したいということです。

毎年定期的に実施している窓ふきや除草作業などを実施する事も外部被曝を防ぐことに効果的な施策であることから、毎年の定期実施の時期にかかわらず、今後週末を中心に頻度を上げて実施することを要請しました。これが、実際の窓ふき掃除の前倒し実施につながっています。

(7)協力体制構築に向けた協議のお願い

そしてその上で校長先生・教頭先生をはじめとする諸先生方、PTA役員、保護者で、今後の協力体制を確認・構築する協議の場を設定することを要望しました。

保護者から一方的に文句を言ったり非難したりする場としてではなく、さらなる環境改善を目指し、前向き且つ建設的な意見交換を行った上で、実効性のある体制を構築できればと思うからです。

学校の環境改善は、何も学校側だけで行うものではありませんから

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以上が申し入れの概要です。

この書面を提出した後、校長先生からは迅速な反応を頂き、数日後には校長先生と教頭先生との面会の機会を頂きました。それはまた次の記事で、書ける範囲で書いていきたいと思います。

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自宅周囲の放射線量計測:公園と通学路の高い値が懸念

前回のエントリーと前後してしまいますが、お借りした線量計で自宅周囲の計測を実施しました。

6月18日(土)19日(日)に計測を実施しました。計測にはTERRA-P MKS-05を使用。THRESHOLDボタンを押して、0.00から計測を始め、点滅が終わった時点の値を記載しています。

測定値には地表レベルの測定が多く含まれています。地表の測定はとても難しいと聞いていますので、おそらく再計測は必要であろうと思います。ただ併せて実施した地表約100cmのポイントと比べても、地表で計測した値が高く出ていることもあり、必ずしも信憑性が薄い訳ではないと認識しています。


■公園:脅威の1.00μSv/H超
自宅マンションの隣に広がる公園。

公園はその敷地の半分が芝生、そして残り半分には遊具の設置してある構成になっています。遊具エリアの地表は、土の上に細かな砂利という感じ。一方、芝生エリアは周囲を通路が取り囲んでいるというレイアウトです。

昨年別の記事のために撮影した写真ですが、こんなイメージ。MTBが置いてあるのがその通路部分で、奥に芝生、その奥に遊具のエリアがあります。イメージつかめますでしょうか。

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計測値は下記の通りでした。

  • 公園01:0.53μSv/H 団地自治会事務所横芝生地表
  • 公園02:0.42μSv/H 芝生周囲の通路表面地表レベル
  • 公園03:0.35μSv/H 古木ベンチ上
  • 公園04:0.50μSv/H 芝生地表
  • 公園05:1.08μSv/H 芝生地表
  • 公園06:0.44μSv/H 木製ベンチ座面
  • 公園07:0.25μSv/H 遊具横排水口地表レベル
  • 公園08:0.51μSv/H 遊具横通路地表
  • 公園09:0.30μSv/H 遊具木製床表面(地上120cm)
  • 公園10:0.51μSv/H 芝生周囲の通路表面地表
  • 公園11:0.35μSv/H 遊具傍地表:土+細かい砂利
  • バス停:0..41μSv/H バス停ポール傍雨樋付近地表:アスファルト

公園は特に地表を計測しないと意味のないところであると思っています。ボールは転がる訳ですし、転んだり、寝っ転がったり、拾ったり・・・色々なアクションが地表と共にあります。

そんな芝生で脅威の1.00μSv/H超え。この値には言葉を失いました。また、周囲の通路の値が高かったのが驚きのポイント。この通路は三輪車も通りますし、子供達の自転車も通ります。ここの値が高かったことを受け、我が家では娘に自転車を買ってあげようとしていた予定を変更することにしました。

■通学路:排水溝のある歩道の除染体策が急務
次は学校方向に歩いてみることにしました。

小学校への通学路は狭い歩道で、しかもそのほとんどが排水溝の蓋の上を歩いている状態です。これまでの道路工事の積み重ねで、排水溝の蓋の形状も素材も大きさも様々。

よく言われているように、排水溝はこれまでの風雨で放射性物質が集まっている場所と考えられます。

まず往路は排水溝表面近くの計測を実施。あと、子供達が触りそうな草むらの地表付近を計測しました。

値は下記の通りです。

  • 通学路01:0.72μSv/H 排水溝蓋穴部地表:コンクリート
  • 通学路02:0.33μSv/H 排水溝金属蓋地表
  • 通学路03:0.45μSv/H 排水溝蓋穴部地表:コンクリート
  • 通学路04:0.53μSv/H 植え込み部地表:草むら
  • 通学路05:0.45μSv/H 歩道地表:アスファルト

いずれも0.30μSv/Hの閾値を超え、警報は計測のたびにずっと鳴りっぱなし。やはり排水溝の値はとても高いといえそうです。

復路は同じ道で100cm程度の高さで手持ちで計測しながら歩きました。これはちょうど娘の顔の高さに当たります。

しかしずっと0.30μSv/Hの閾値を超え、警報が鳴り止まない状態となりました。ちなみに排水溝とは関係のない一般的な歩道の上で同条件で計測したところ0.20μSv/H程度という値でしたので、排水溝の影響が見込まれます。

このような排水溝の上を歩くような歩道は、恐らく至る所にあるものと思います。特に車道から遠い側にあるので、むしろ親としてもこんな問題が起きる前はできるだけ「蓋の上を歩きなさい」と話していたくらいです。

傘を手持ちしていれば、その先端を差し込んだりしながら子供達は歩くでしょうし、これは大きな問題だと思います。排水溝の洗浄は急務と言えるでしょう。

■自宅庭:除草・芝刈りの効果あり
自宅の庭です。こちらは地表レベルでも0.30μSv/Hを超えることがありませんでした。

近い場所であるほぼ同条件の公園の高い値と比較して、同じ土と芝なのに何が違うのか。これは恐らく除草・芝刈りをしっかりと行ってきたからではないかと思っています。

原発事故後、放射性物質のことを気にし始めてから、しばらくは庭に出られない日が続いていました。しかし気温が上がり、さすがに雑草も増えてきたので、5月に除草を実施。そして今月改めて実施しました。

本当は完全に芝生を剥がして植替えたいと思っていますが、購入しようとしていた苗が在庫切れになってしまったので、今はそのままにしてあります。しかし条件が揃えば即購入して庭の大刷新を実施したいと思っています。自宅庭は安心して子供達を遊ばせてあげられる環境にしたいですから。

一方雨水口となると話は別。やはり高い値が出ました、閾値の0.30μSv/Hをあっさりと超え、完全に警報が止まらないレベルでした。

  • 自宅庭雨水口01:0.58μSv/H
  • 自宅庭雨水口02:0.54μSv/H
  • 自宅庭雨水口03:0.37μSv/H
  • 自宅庭雨水口04:0.35μSv/H

■まとめ
自宅周囲を計測してみて、やはり想定通りの計測結果になったというのが一番の実感です。

雨水口や排水溝は値が高い。そして除草した庭の方が公園よりも値が低い。という仮説は、しっかりと証明されました。

ただ、上で述べたように「本当に正しい値が計測できているのか」というご意見もあると思います。しかし、東京の勤務先で同じように計測して明らかに値が低かったことを考慮すると、やはり身の回りの値が高いことは確実なことではないかと思うのです。

特に通学路の高さや公園の高さは看過できない問題です。子供達が良く通り、遊ぶ場所である訳ですから、この部分の除染が進まないのはとてもまずい。

先日の学校の窓ふきのように、通学路においても排水溝の清掃を地域やPTAで実施できないものかと検討しなくてはいけません。

私としては被災地に行ってがれき除去などのボランティアに参加したいという気持ちもあります。しかし、自分たちの暮らすこの街の値が高いことについて、力を注ぐことの方が優先度が高いと思っています。引き続き柏市の、そして居住地域の環境改善に尽力していきたいです。

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