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必要以上に謝りすぎの日本人

帰宅する際に常磐線各駅停車に必ずどこかで乗り換える必要があります。
たまに都内で用事のあった日には、直通運転している東京メトロ千代田線に乗ってくることもあって、その車内でのこと。

千代田線は綾瀬駅でJRの乗務員と交代するのですが、綾瀬駅進入の際に東京メトロ車掌がこんなアナウンスをします。その内容がここ数年とても気になって仕方ありません。

車掌:本日は千代田線内お客様混雑により、綾瀬駅約2分遅れての到着です。電車遅れましたことを深くお詫び致します。

これ、おかしくないですか?僕はものすごく違和感があります。
なんで2分遅れただけでお詫びしなくちゃいけないのでしょうか。しかも「深く」。
もちろん車両故障だったら東京メトロ側に責めがあるのでまだ理解できるんです。
ただ帰宅ラッシュという東京メトロ側の不可抗力で深くお詫びするのはやり過ぎでしょう。

ここには二つの問題点があります。
(1)詫び口上の軽視
まず「深いお詫び」なんて言葉を軽々しくべきではないでしょう。
これは職場でも些細なミスで「大変申し訳ありませんでした」とか「大変失礼いたしました」とか使う人がいますが、同様ですね。
こんなことで深くお詫びしていたら、本当に深くお詫びしなきゃいけないときに、言葉の持つ深さや重みが伝わらなくなってしまいます。

(2)他人に謝らせることに慣れている日本人
上述のような、全く当事者に責めのない理由で深く謝らせることに日本人が慣れてしまっているのではないでしょうか?
公共サービスをこういった横柄な態度で利用しているということになります。
またその横柄さを助長するようにな詫び口上を軽々しく使うサービス提供側。
話は飛躍し過ぎかもしれませんが、こうして横柄になった乗客が車内トラブルをおこしたりするのじゃないかとも思ってしまいます。

要は謝る側が「自分の責任に応じた言葉を選んでいるか」、そして謝られる側が「正当な理由もなく必要以上に謝らせていないか」ということです。

もちろん日本人の美徳として謝るという側面は見逃せません。
そこまで責めがなかったとしても「一期一会の場を乱してしまったこと」にお詫びをするというのは矛盾するかもしれませんが美しい文化でしょう。
ただ、そうであっても何も「深く」お詫びする必要はないと思うんです。

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