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ワーク・ライフバランス夜カフェ(2009/9/7)@新丸ビル

今回初めての社外勉強会に参加してみました。先週金曜日の帰りにmixiの「小室淑恵」コミュニティで呼びかけられており、ほとんど迷わず参加のコメントを出しました。

せっかくの勉強会に遅れるわけにはいきません。しかし部門の中期計画の立案の真っ最中で、当日の定時後も打ち合わせを続けていた最中でした。しかし、18時半まで粘ってギリギリに出発。目的地の東京駅に着いたのは開始10分前。会場の新丸ビルまで大急ぎで向かいました。

会場は新丸ビル5階のig Cafe。照明がとてもよい感じに落ちていて、雰囲気のよい場所でした。開始間際に滑り込んだので、誕生日席に着席。

参加メンバーは自分を入れて7名でした。男性4名に女性3名。もちろん私は皆さんと初対面です。業界は様々。既婚者は自分と女性1人の2人で、子持ちは自分だけ。聞いている感じでは年齢は僕が一番上だったなと思います。

この皆さんの年齢にまず驚きました。ワークライフバランスという言葉自体日本ではまだまだ歴史が浅いですが、その中でもまず確立した意味合いとしては独身者というよりは既婚者というイメージがあったからです。しかし、入社してから1年・2年程度という若いうちからこういう考え方に触れているということに、驚きと同時に素晴らしいと思いました。

確かに小室さんもセミナーで話していたように、「最近のできる学生ほど働き方を重視している」ということなのでしょう。実感として知りました。

もちろん年齢そのものにあまり大きな意味はないでしょう。その人の価値は年齢ではないわけですし、何も先輩風を吹かせたいわけでは全くありませんから。しかし、同学年の小室さんという意識をなぜ持っているかというと、「自分とほぼ同じだけの時間をすごしてきたのに、今の差は何から生まれたのか」ということに興味があるからです。そういう意味で年齢の要素はとても興味深いんです。

■WLBのとらえ方について
まずは自己紹介と、各自のWLBのとらえ方から。

皆さんやはり自分のキャリアについて真剣であり、またそれぞれの仕事を通じてWLBの考え方を形成していった過程が興味深かったですね。入社一年目から壮絶な残業やパワハラに近い状況に苦しみ、心身ともに疲弊しきっていたという話には心が痛みました。

結局、皆さんに共通していることは「今のままの自分でよいのか」と言うことだったと思います。

自分の考えは、「自分が父親に憧れたように、子供から憧れられる存在になりたい」という目標実現のための手段であるというものです。魅力的な存在であるためには、生き生きと仕事に行き、生き生きと充実感をもって帰宅し、家庭でもしっかり家族と向き合っていたい。そして充実した趣味をしっかりもっていたい。非常に欲張りだとは思いますが、できないことはない。

そのために今の自分がどのように毎日を過ごしているのか。ワークもライフもその目標に向かって進んでいるのか、をしっかりと見直していくことが大切なのではないかと思います。

また、併せて持論である「社会デビュー支援プログラム」について展開しました。

■残業時間の考え方について
壮絶な残業時間を経験した方も多くて正直驚きました。しかも年俸制でもないのに残業代自体が支払われたことがないという方も複数。こういっては何ですが、この状態は異常でしょう。労組は機能していないんでしょうか?実は妹の会社もサービス残業やサービス休出をしていましたから、こういう会社の存在は知っていたものの、そんなに珍しいことではないんですかね。

主催者の方がおっしゃっていたのは、「会社に入りたての頃は、手当をもらえるアウトプットを出せていないから当然そう思った」というご意見でした。とても潔い考え方だと思います。
ただ、自分自身は異なった考え方を持っています。やはり会社にいてアウトプットを出すまでのすべてのプロセス自体が仕事であり、そのために会社にいて働いているのであるから、経験がないからといってサービス残業をすべきではないと考えます。そのようなことが許されていては、日本のビジネスマンの価値は下がるだけだと思う。

とはいえむやみにだらだらと仕事をしてよいということが言いたいのではありません。社内にいてインプットに努めなければいけないことにもちろん限定すべきですし、効率の追求は欠かせません。ただ、社外にいても収穫できることは社を出てからやればよい。要は、仕事を進行する上で、何に何時間を要しているのかを上司や組織と共有できていないと言うことでしょう。その点で小室さんのいう朝メールは適切であると思います。

■WLBを追求しようとしている女性について
WLBは必ずしも女性側だけの視点では語れませんが、大きな要素であることは事実だと思います。そして、「女性が輝いている方が男性としても嬉しい。」というご意見はまさにその通り。同感です。自分のパートナーだけではなく、職場、地域に輝いている女性がたくさんいたらなんて素敵でしょうか。最終的には性差問わず、社会としてWLBの考え方がもっと洗練され、浸透していければと思います。

それに、家事や育児に対しても積極的に関わっていきたいという男性は、自分以外にもたくさんいると思いますよ。

■ワークとライフの相関関係について
ワークとライフがどのような相関関係にあるかということも話したテーマの一つです。「ライフ=人生なのであって、ワークは人生の目標を達成するための一手段でしかない」というライフ包括論(この名称が適切かどうかは自信がありません)が多数を占めました。

小室さんの言うワークとライフの関係は「双方がバランスをとって調和し合うもの」ということであると思います。やはり完全に二つを分けている。ワークだけの比重が高くなってもいけないし、逆も然り。

また、かの吉越浩一郎さんは「仕事と人生はそもそも無関係である」「ライフ=仕事以外の時間」であるという考え方です。日本の旧来の考え方は「家庭の平穏が仕事の前提」というものであり、やはり仕事と仕事以外の時間は切り離して考えるべきだというのが吉越さんの意見です。ニュアンスとしては小室さんのものと若干違うと思いますが、大別するとワーク・ライフ二元論とでも言いましょうか。

この考察はとても興味深いですね。私はやはり二元論でしょうか。特に吉越さんの著作を読んで最近なるほど!と思ったので、やはりこの影響が大きいと思います。

■所感

  • バックグラウンドも様々、性別も年齢も様々。こういったメンバーでWLBをテーマに語り合えることの一期一会のすばらしさ。社外勉強会の醍醐味を知った感じです。とにかく同じ話題で語り合えたことだけでも本当に感謝感謝。 たくさんの気づきを得ることができた。
  • これだけのインプットが得られ、アウトプットが共有できる場が、「カフェで飲み物だけの負担」という手軽さ。コストパフォーマンスは抜群。
  • その人一人一人の生き様自体ドラマであって、その一端を垣間見れるだけでも収穫は大きい。その中から何を目指し、どのように毎日をもがいているのかを知ることができたことはとても素敵なことであった。
  • 7人という人数はやはりやや多すぎる。話題が一巡するのに時間がかかるし、深く話したくても叶わない。場合によっては話題が分散してしまうし、各自の持ち時間が少ないので、多分にきれい事で話が終わってしまい、会話になりにくい(ほかの参加者の方は違うかもしれないが、個人的には多分にそうであった)。もう少しディスカッションをしたい場合は少ない人数の方が望ましいと思う。そういう意味で個人的にはやや消化不良。
  • ただ、消化不良になったのは自分の意見を的確に短時間に言えなかったということ。結局言えなかったことはこの記事で書き連ねているが、このような意見を的確かつ簡潔に述べられていればまた違った話ができたのに、と思う。この辺は更に実績を積んでいかなければいけない。

また、特に大事なのはこういった勉強会そのもののアウトプットをどんどん公開していくこと。勉強会自体に興味はあっても、「どのような人が参加しているんだろう」「参加して成果は上がるんだろうか」という不安を持っている人は少なくないでしょう。かくいう自分が何より不安だったので、参加した側の責務としてアウトプットしていかないと、勉強会そのものが非常にアングラなものになりかねないと思うのです。ということで機会が合えばまた参加して、どんどんアウトプットしていきたいと思います。

 ■おすすめ書籍の紹介

最後は各自のおすすめ本を紹介して終了。自分からは吉越浩一郎さんの「デッドライン仕事術」を紹介。小室さんの著作から吉越さんの著作へと移っていったのですが、その後更に感銘を受けた佐々木常夫さんのことについても触れたかったのが正直なところです。しかし時間的に制約があったので今回はそこまで。

皆さんから紹介を頂いた本は、直感的にピンときたものから順次読み進めてみようと思います。娘を持つ身としては「女の子が幸せになる子育て」は呼んでみたいですね。皆さん、ご紹介ありがとうございました。(以下順不同で書籍を紹介します)

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