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2010年8月

コクヨS&T新製品フェア2010(2010/07/22):③ランドセル<あんふぁん×Martyモデル>

新製品フェアで、「小学校に上がるお子さんがいらっしゃる方?」と問いかけられ、来年娘が入学する身として手を挙げると、ランドセルが展示されている別室へ案内頂きました。

紹介されたのは、Martyとコラボレーションしたコクヨ×あんふぁんランドセルの2011年版。7月8日にプレスリリースがあったばかりの新商品です(参考:プレスリリース)。

marty数量限定のレザーライフコンシェルジュセレクションも。「レザーライフコンシェルジュ」が特別に作ったという限定モデル。女の子が喜ぶ色使いに加え、Martyの店舗では1500種類ものレザ―パーツを選択してカスタマイズが可能でした。

このほか上質な牛側が使用されていて、高級感のある仕上がりです。

■コクヨ×あんふぁんランドセル基本機能の高さ
Martyモデルのみならず、ベースとなるコクヨ×あんふぁんランドセルの基本性能はやはり高いですね。

特に良いなと思ったのは仕切りプレート。確かに仕切りがついていると中の教科書やノートが暴れないので、歩行時の負担がかからないわけですね。これは面白い。

そして個人的には一番のポイントだと思うカラビナ。ランドセルの側面についているフックはとても固くて、子供の力では開閉に苦労するどころか指を挟むことさえあります。この部分にカラビナを採用した、というものです。このアイデアは意外とほかのランドセルにはないのでは?と思っています。

また、A4サイズのファイルが収納できる幅の広さが特徴の3Lスーパーワイドサイズ。確かに息子のランドセルを見ていると、連絡袋とかファイルといったようなA4相当の横幅のあるものは、曲がって収納されています。これがスッと入ると確かによいでしょうね。

実はこの別室に入ったのは私のほかにもうおひとり男性がいらっしゃいましたが、何とこの方は小学校の先生で、色々と興味深いお話を伺うことができました。

特に「これからは小学校でもA4教材が増えていく傾向にある」というのは興味深く、「もっと幅が広くなる良い」というお話をしていたのが印象的でした。まだ息子の教材にはA4のものがありませんが、今後注目したいと思います。

■要望
性能は高いのですが、更に求めたいとすれば下記のポイントです。

まず、交通安全用のカバーをしっかりと留める部分がほしいという点。小学校入学時に、各自治体から黄色い交通安全のカバーが配布されると思います。息子も昨年頂いたカバーを装着していましたが、ランドセル側にしっかりと留めるパーツがないので、よれてしまったり破れてしまうのです。

そして、フラップ部分の裏に収納する時間割表。時間割表は一枚しか付属していませんが、これでは一年で使用できなくなってしまいます。6年分として6枚付属いただくか、またはWebでダウンロードできるようになっていたらよいですね。

ここで上述の先生、「このフラップ部分裏の時間割スペースに「定型紙が入るといいのに」とお話していました。確かにそうですね。非定型紙だから扱いづらいのだと気づきました。確かにあまり深くなってもユーザビリティを下げるでしょうから、せめてB5、または思い切ってA5という手もあるかなと思います。

■所感
確かに良い製品で、Martyモデルは特に娘にはカスタマイズして買ってやりたいと正直思いました。女の子向けのランドセルとしての完成度は非常に高いと素直に思います。

そう、Martyモデルは純粋に女の子向けのモデルなんです。そういうことなのです。

しかし、やはりとても気になったのが男の子向けの選択の幅の狭さです。

私の場合、来年小学校に上がるのは娘なので、今回の女の子中心のラインナップはありがたかったのは間違いありません。しかし、おととし息子のものを選択したタイミングでもそう思ったのですが、現状のランドセル市場はやはり男の子にとっては選択の幅が狭すぎます

そもそも母親だけしかリサーチ対象にしていない点が残念ではあります。確かに子供たちとより長い時間接しているのは母親であるのは一般的にいって間違いではないでしょうし、幼稚園のコミュニティも母親中心に成り立っているのは事実です。

しかし、私のように育児に積極的に絡みたいという父親もいるし、また共働きの家庭も増えている状況で、子供と接する時間の差が母親・父親の間で少なくなりつつあるというのに。もっと父親・そして男の子へのリサーチがほしいんです。

例えば、あくまでも私の感覚ですが、設定されたカラーリングが男の子が本当に喜ぶ色じゃないと思います。 color

アキレスの瞬足のカラーリングを見ればわかるように、男の子だって黒と赤を組み合わせたり、細部にシルバーでアクセントを入れたりしたい。

40D_2009_09_17_6101[1]モータースポーツ好きの息子ならきっと、黒を選択してステッチを赤にしたいというはずです。それに男の子がカッコよく使える赤もありだと思います。

もちろんメーカーとしてすべての要求にこたえる必要はないでしょう。女の子向けに特化するならいっそその方が良くて、男の子向けのラインナップをすべてやめてしまえばよいとも思います。もし本気で男の子向け商品を取り扱うなら、女の子と同じだけの色数やカスタマイズの幅を揃えるべきだと思うのです。

ランドセルは幼稚園時点の嗜好で選択したものを、その後卒業まで使い続けることになる製品です。そのため、それほど突飛なデザインにしにくいという難しさを持っているのではないかと思います。

男の子は、小さいころから色々なポイントポイントで選択の狭さを我慢して大きくなるんですよね。これは常々本当にもどかしく感じるところです。

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コクヨS&T新製品フェア2010(2010/07/22):②マスクケース<防災の達人>

新製品フェアの件、第一報の後暫く空いてしまいましたが、再開したいと思います。基本的には見学順にいこうかなと。まずは「防災の達人」シリーズの「マスクケース」です。7月26日にプレスリリースが出たてのホヤホヤの製品ですね。
(参考:プレスリリース

文字通りマスクを収納するケース。と言っても未使用のものというよりは、外したマスクを収納するケース。という商品コンセプトです。なるほど!

マスクの内側を手前に向けた状態でセットし、両耳のゴムをタブに引っ掛けて蓋を閉じる。そんな仕掛けになっています。

 

花粉の時期や新型インフルエンザ禍の真っ最中は通勤中や外出時にマスクが欠かせませんでしたが、確かに日中屋内にいるときの保管場所に困っていました。内側を合わせて二つ折りにして胸ポケットに入れていることがほとんどでしたが、衛生状態に不安が高かったことは事実です。

■単なるケースにとどまらない付加価値:ウィルスの不活性化
このケースの特筆すべきところは、中に「二酸化塩素」のカプセルである除菌スティックが封入されていること。このスティックによってウィルスが中で不活性化される為、衛生的な状態で収納することができる訳ですね。

ただし、二酸化塩素は独特の臭いがあるので、グレープフルーツの香料が入った香料スティックが一緒になっているという工夫が。

この除菌スティックは一か月効果が持続するとのこと。初めは黄色いのですが、効果がなくなると透明になるということです。

そして効果が切れたら交換用の別売りスティックに換装する。この商品設定がニクイじゃないですか。

■所感
この商品、子供サイズのラインナップがほしいと思いました。新型インフルエンザの時期は子供たちもマスクをして通学していましたので、外したマスクを衛生的に収納しておきたいという事情は同じです。

また、現時点ではマスクが一点しか収納できませんが、未使用の使い捨てマスクを収納する場所がほしいと思いました。

ただ、これは使い方によって何とでもなるものなのかしれません。例えばあらかじめ帰り道で使用する予定のマスクをケースに収納して出かけ、行きのマスクは目的地に着いたら捨てる。こんな運用で実に清潔に使うことができそう。未使用のマスクを収納することが主眼にあるような印象を受けましたが、こんな使い方もありですよね。

コクヨとしてはホテルのアメニティとしての展開も考えているようです。またマスクを清潔に使用することを啓蒙することも考えているとか。いずれにしてもマスクを清潔に収納することができるこの商品は、とても画期的ではないかと思います。

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これは期待!コクヨtrystramsブランドにビジネスダイアリーラインナップ一挙追加

先日のコクS&T新製品フェアに参加するにあたって大きな期待を寄せていたものの、実際には見ることができなかった商品群の一つにtrystrams(トライストラムス)シリーズがあります。

ビジネスマン向けの文具のラインナップの拡充を求める私ですから、新しいラインナップが追加されるだろうと思っていたのですが、残念ながら展示がなかったのです。

そもそもコクヨS&T新製品フェアは元々販売店向けに開催されているフェアであり、その時間枠を一部一般消費者招待するという方式だから、というのが理由のようですが、小売店ではなくその先にいる消費者の視点もぜひ忘れないでほしいのですよ。

とはいえ、ご厚意で現行のラインナップを一部机に並べて頂きました。が、これらはあくまでも現行ラインナップ。新しい商品を見たかった自分としては幾分消化不良でした。

■2011年ダイアリーラインナップ一挙追加
そんななか、同ラインナップに非常に期待できる商品が一挙に加わりました。下記の通りです。(参考:プレスリリース

小山龍介氏とのコラボレーション→LIFEHACK PLANNER
プロダクトデザイナー柴田文江氏監修→SPREAD
プロダクトデザイナー秋田道夫氏デザイン→PRIMINE
オロビアンコとのコラボレーション→AGIATO
オロビアンコ社ジャコモ氏デザイン→AGIARIO
ニフティとのコラボレーションから誕生→KNOWLEDGE STOCK SERIES
トライストラムスオリジナルリフィル→FREE TYPE

しかもこれらのラインナップが、何と9月10日から販売されるとのこと。秋に手帳が各社から出そろう前に先手を打ちたいという感じが見て取れますね。

これらのラインナップで個人的にとても気になるのが、①LIFEHACK PLANNER、②FREE TYPE、そして③PRIMINEです。

■小山龍介氏とのコラボレーション→LIFEHACK PLANNER
待望の小山さんプロデュースの手帳です。どんなHACKSが詰まっているのか、本当に楽しみな商品ですね。手帳とノートの二冊収納タイプ。自分にも合う方式ですので、これは注目です。

lifehack

公開されていたPDFカタログには、下記の商品コンセプトの記載がありました。

ハック手帳は、紙が得意とする情報の一卵性、入力の即時性、入力の自由さを活かし、【PROJECT TIME LINE】【TASK IN BOX】【FIELD WORK NOTES】という3つのコンセプトを提案します。デジタルツールとの役割分担を意識することで、これまでの手帳らしさを超える、さらに手帳らしい手帳を開発することができました。

これらの機能が手帳部分、別冊ノートにちりばめられている構成であるようです。別冊部分はフィールドワークノートとして別に商品設定されているので、同じものと差し替えが可能であるようですね。

今公開されているのはここまでですので、実際にはどんなHACKSが詰まっているかはやはり現物での確認になりそうです。早く手にしてみたいですね。

■トライストラムスオリジナルリフィル:FREE TYPE
個人的にもっとも期待を寄せているのがこの商品です。一見したところ上述のLIFEHACK PLANNERのダイアリー分冊部がこのリフィルなのかなという印象を持ちました。しかし、完全に一緒ではないようにも読み取れます。

freetype

サイトには以下の商品コンセプトが掲載されていました。

素材感を生かしたシンプルデザインのA5サイズダイアリー。リフィルとしてカバーにセットしてもスムースに筆記ができる2重ハード表紙で、2011年版ウィークリー・バーチカルタイプです。

まず、シンプルデザインであることが非常に好感が持てます。そしてウィークリー・バーティカルタイプであること。これは欠かせません。ただ、バーティカルの時間枠については気になるところです。何時から何時までか。そして記載する枠の広さは確保されているか。また月をまたぐ場合の処理はどうなっているか、などなど興味は尽きません。

ハードカバーなのも好感が持てます。アクションプランナーもそうなのですが、一般的に手帳をカバーに収納すると、表紙の紙質が弱さが心許ないのです。特にSYSTEMICなどの二冊収納タイプのカバーに装着すると、カバーに収納されていない側の表紙(もしくは裏表紙)の状態がイマイチなのですね。二冊収納体制をやめたのもそれが原因の一つでしたから、この表紙の堅さは実際に触って確かめたい。

但し、唯一の問題点は紙が薄いこと。もしかしたらMIOの紙を使うのかもしれません。以前ワーク・ライフバランス手帳をあきらめる原因の一つとなったポイントである、「フリクションボールの摩擦熱で裏側の文字まで消えてしまう」現象が起きないかどうか、とても気になります。

その為にも、早く実物を見て触って確認したいです。

■プロダクトデザイナー秋田道夫氏デザイン→PRIMINE
綴じないタイプの手帳やメモが最近増えてきたように感じます。スキャンしてEvernoteへ保管といったジョッターの登場もあって、やはり綴じない紙の需要が高まっているのだと思います。

primine

こういった何でもスキャンして保管するスタイルにはなっていないので、手帳までそうなってしまうことは、個人的にはしっくりきません。ただ、この手帳を広げた状態のA4横というサイズは、まさに自分の今使っているA5サイズの見開きと同一サイズ。早く実物に触れてみたいです。

この手帳の面白いところは様々な記入フォーマットをダウンロード提供してくれること。既にダイアリーフォーマット [月間ブロックタイプ] とダイアリーフォーマット [週間バーチカルタイプ] が公開されています。今後増えることも期待されますね。こうしたフォーマットの自由度の高さも、こうした紙スタイルの手帳の特徴といえると思います。沢山の可能性を秘めていると思いますね。

■まとめ
こうした魅力あふれるラインナップがtrystramsに加わり、来年の手帳戦線に大きく名乗りを上げたことはとても素晴らしいですし、意欲的だなと思います。いずれの商品も早く手にして、質感や見た目などを確認したいです。

でも9月に発売されるのなら新製品フェアで実物を展示したらよいのに・・・と思えてなりません。いち早く触ってみたかったですね。

とはいえ、9月に実物を見られるのはとても楽しみです。

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コクヨS&T新製品フェア2010(2010/07/22):①イントロダクション

今年もコクヨS&T新製品フェアに参加する機会を頂きました。昨年私がブログを始めるきっかけとなったこのフェア。今年も沢山の想いを胸に会場である品川のショールームへ向かいました。

■イントロダクション~森川社長
今回はなんと冒頭でコクヨS&Tの森川社長に御挨拶を頂きました。お話のポイントは2つ。

まずがは「どこが良いという意見よりも、気に入っているというどんなことに不便なのか、どんなことに困っているのかについて特に意見がほしい」というお話をしてらっしゃいました。

そうですね。コクヨ製品のファンだからこそ、こうしたらもっと良いのに。こうしたらもっと売れるだろうに・・・というポイントはいくつもあります。このコメントを頂いたおかげで、ちょっとコメントがきつくなりすぎたかな、と反省していますけれど・・・でもこれもコクヨ愛のなせる業ですから(笑)。

私の様な文房具ファンにとってみれば、こういった場を用意して頂いているだけで本当に感謝なのです。しかも時間は限られている。だからいろいろな想いを伝えたくてつい前のめりになってしまうのです。でも、周りの方々にご迷惑をおかけしたのではないか、と振り返って青ざめるのですが・・・

また、「最近は女性向けのラインナップを増やしているので、ぜひともそういう観点でも意見がほしい」というお話を頂きました。

このポイントについては色々と思うことがあります。文房具のみならずただでさえ選択肢の幅が広い女性に対し、文房具でやはり男性向けの文具についてラインナップを増やしてほしいところです。

選択できる色のバリエーションが広い女性に対して、男性は黒・紺・茶くらいしか選択肢がありません。なので男性にとっての差別化要素はテクスチャとデザインなのです。

一方、女性向けのラインナップを本気で増やすのであれば、昨年拝見した小泉理子さんプロデュースのLavitaシリーズの様なラインナップをもっともっと増やしてほしい。女性が文房具を選択する基準はとても興味深いので、色々な商品を見てみたいですし、実際に色々なお話を伺ってみたいです。

■見学スタート
森川社長のお話の後は、いよいよ見学スタートです。昨年に比べて見学の時間を長めに設定して頂いていて、この御配慮には心から感謝です。去年は二部構成になっていて、見学時間が短めでしたから・・・

という訳で昨年と同様複数回に分けて色々な製品のレポートを既述していこうと思います。今回は何回に分かれるでしょうか?想像もつきません(笑)

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