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放射性物質問題:学校の環境を改善するためにPTAとしてできることとは

放射性物質の対応に関して、昨夜急遽小学校のPTA会長との会談の場がセットされました。同じマンションに住む保護者の方からお声かけ頂いたもので、夕食後に学校近くのファミレスでお会いしてきました。貴重な機会を頂き感謝です。

そのときにお話しした内容から色々と思うことがあったので、以下に記したいと思います。

■公立学校の独断では動けない
国、千葉県、柏市といった行政・自治体の見解、そして文部科学省、県教育委員会、市教育委員会。これらの下に連なる末端の組織である公立小学校であるため、なかなか独自の判断では動きづらい組織であるということを、まずは改めて知りました。

これに先立って、先日校長先生名で「放射能問題に関する学校の対応について」という書面が配布されていたのですが、内容は一保護者としては本当に不十分。ただ、これは公立学校の立場としては一定の限界ギリギリの表現なのだろうなという事は理解できるものでした。

しかし、どんなに良い施策を校長先生や学校として打ち出したとしても、それが「放射性物質から子供たちを守る」というシンプルな本質に基づく判断であったとしても、「勝手なことをするな」という圧力が働くものなのでしょう。

よりよい校内環境を目指すこと、そして子供たちの安全と健康を守ることが学校だと思いますし、その意味でも校長先生がどのような考えでいらっしゃるのかを是非とも聞いてみたい。そんな機会が欲しいと切に思いました。

■行政に文句を言う前にやらなくてはいけないこと
千葉県では東葛6自治体が千葉県に申し入れた結果、今日から3日間かけて一つの市あたり3ヶ所の放射線測定をすることが決定されました。大津ヶ丘公園などの場所が、柏市でも計測の対象になっています。

(参考)
原発事故に伴う放射線量率等に関する市の考え方(2011/05/18)
県による市内の空間放射線量の測定等について(2011/05/30)

しかし、そもそも原子力発電所事故が発生してから2ヶ月が経過した時点での千葉県への申し入れでしたし、その後二週間経ってようやく「計測」が実施されるという状態です。このスピード感のなさには唖然とします。このままでは具体的な改善施策は相当先になるのだろうということが推測されます。(今後は県に頼らず独自に測定することに言及されていたのは良いポイントだと思いますが)

そんなことをしている間にも、子供たちが放射線に曝されています。数ヶ月先になって実施される(と思うしかない)施策が施されたら、それまでの期間の被曝量を取り戻せるかというと、そういうことではないのですから。

柏市は放射線量の特に高い地域として大変注目になっていますが、市の対応や広報には大いに疑問を抱いています。この対応自体は大変憂慮すべき問題であり、引き続き自治体への働きかけは継続して行かなくてはいけないと思いますが、それだけでは事の本質の解決にはならないことを認識しなくてはいけません。

■PTA・学校に何を求めていくべきか
そんな状況において、PTAという組織や会長さんに対して「市や県や国の対応がおかしい」「値を見直すべきだ」ということを発意するのは矛先が違うと思っています。あくまでもPTAとしてできる範囲は、学校とその通学区域にある訳で、それを超えることは(言いたいものの)言うべきではないでしょう。

では、学校の安全性を高めるためにどうすればよいのか。

個人的にはPTAや学校にただ放射線量の計測を求めても意味がないと思うのです。昨日も書きましたが、保護者によって危険度の意識もバラバラですし、PTAの役員の皆さんでも統一した見解がある訳ではないでしょう。それに基準値への意識もまちまちですし、議論は空中戦になるのは必至で、収束するとは到底思えません。

■放射線の値に拘泥しない現実的な対応を
では小学校の環境を改善するために、どうすべきでしょうか?

考えた末に私が至った解は「放射性物質の値に拘泥しない現実的な対応をとる」ということです。

放射線の値については本当に私も心配ですし、把握しておかなくても良いという趣旨ではありません。事の本質は一刻も早く学校の環境を改善することにあるのですから、値の議論から外れた施策が重要だと思うのです。

たとえば、「放射性物質に対する不安がある」ということは誰しもが共通する話。「放射性物質不安が少しでも改善するように、外壁や窓ガラスの掃除、除草といった活動を始めませんか?」という考えです。

それに、本来は値を計測してから除染前後の値の変化を捉えることが必要だとも思います。ただ、この問題は一刻を争う問題です。計測をどうやる、だれがどんな機械で・・・なんて悠長なことをやっている場合ではありません。

■PTAの総意形成と他校・他団体への伝播
はじめは数人の保護者だけでも構わないと思っています。やればやるほど改善するのですから。回数と頻度が大事でしょう。

そしてこの頻度を上げて、徐々に輪が広がっていくことが望ましいでしょう。「この小学校がこんな事をやっている」ということが他校のPTAや地域の自治会などとつながっていく。そして学校側が子供たちの安全を守るという本質に立った施策を打ち出すためのボトムアップの力につなげたい。同時に懸念される給食の食材の内部被曝の問題解決にも、つなげて行かなくてはいけません。

そしてそれは大きなうねりになって柏市だけではなく他の市にも波及するでしょう。県や国を動かす力に発展させたいのです。不可能な話ではないですし、誰かが動かなくてはいけないこと。

こういったときに、仕事や地域以外のネットワークを複数持っているということが大きな意味を果たすのだと思います。私にはBloomStyleがあり、発足しようとしているNPOがある。これは自信です。

■地域を支えるPTAへの父親の積極参画
こういった活動を進めるにあたって、昨夜会長さんは「平常時でも、もっともっと父親の皆さんの参画をお願いしたい」とお話ししていました。これは印象的でした。

普段はほとんど関わらないくせに、こういうときだけヤイヤイとうるさく言う、これは確かに話を受ける側としてはたまったものではないでしょうね。

私はこれまで幼稚園や学校、地域の行事に積極参画してきたのでですが、小学校のPTAだけは少々関わりが薄かったかなと自省しました。会長さんとは子供たちと幼稚園が一緒だったこともあって、私が関わってきたことについてよくご存じだったことが嬉しいポイントではありましたが、まだまだこういった話を進めるには足りませんね。今後はより一層積極的に参画していきたいと思います。

"Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country."

頑張りますよ、私は。

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