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自宅周囲の放射線量計測:公園と通学路の高い値が懸念

前回のエントリーと前後してしまいますが、お借りした線量計で自宅周囲の計測を実施しました。

6月18日(土)19日(日)に計測を実施しました。計測にはTERRA-P MKS-05を使用。THRESHOLDボタンを押して、0.00から計測を始め、点滅が終わった時点の値を記載しています。

測定値には地表レベルの測定が多く含まれています。地表の測定はとても難しいと聞いていますので、おそらく再計測は必要であろうと思います。ただ併せて実施した地表約100cmのポイントと比べても、地表で計測した値が高く出ていることもあり、必ずしも信憑性が薄い訳ではないと認識しています。


■公園:脅威の1.00μSv/H超
自宅マンションの隣に広がる公園。

公園はその敷地の半分が芝生、そして残り半分には遊具の設置してある構成になっています。遊具エリアの地表は、土の上に細かな砂利という感じ。一方、芝生エリアは周囲を通路が取り囲んでいるというレイアウトです。

昨年別の記事のために撮影した写真ですが、こんなイメージ。MTBが置いてあるのがその通路部分で、奥に芝生、その奥に遊具のエリアがあります。イメージつかめますでしょうか。

40D_2010_02_21_8993

計測値は下記の通りでした。

  • 公園01:0.53μSv/H 団地自治会事務所横芝生地表
  • 公園02:0.42μSv/H 芝生周囲の通路表面地表レベル
  • 公園03:0.35μSv/H 古木ベンチ上
  • 公園04:0.50μSv/H 芝生地表
  • 公園05:1.08μSv/H 芝生地表
  • 公園06:0.44μSv/H 木製ベンチ座面
  • 公園07:0.25μSv/H 遊具横排水口地表レベル
  • 公園08:0.51μSv/H 遊具横通路地表
  • 公園09:0.30μSv/H 遊具木製床表面(地上120cm)
  • 公園10:0.51μSv/H 芝生周囲の通路表面地表
  • 公園11:0.35μSv/H 遊具傍地表:土+細かい砂利
  • バス停:0..41μSv/H バス停ポール傍雨樋付近地表:アスファルト

公園は特に地表を計測しないと意味のないところであると思っています。ボールは転がる訳ですし、転んだり、寝っ転がったり、拾ったり・・・色々なアクションが地表と共にあります。

そんな芝生で脅威の1.00μSv/H超え。この値には言葉を失いました。また、周囲の通路の値が高かったのが驚きのポイント。この通路は三輪車も通りますし、子供達の自転車も通ります。ここの値が高かったことを受け、我が家では娘に自転車を買ってあげようとしていた予定を変更することにしました。

■通学路:排水溝のある歩道の除染体策が急務
次は学校方向に歩いてみることにしました。

小学校への通学路は狭い歩道で、しかもそのほとんどが排水溝の蓋の上を歩いている状態です。これまでの道路工事の積み重ねで、排水溝の蓋の形状も素材も大きさも様々。

よく言われているように、排水溝はこれまでの風雨で放射性物質が集まっている場所と考えられます。

まず往路は排水溝表面近くの計測を実施。あと、子供達が触りそうな草むらの地表付近を計測しました。

値は下記の通りです。

  • 通学路01:0.72μSv/H 排水溝蓋穴部地表:コンクリート
  • 通学路02:0.33μSv/H 排水溝金属蓋地表
  • 通学路03:0.45μSv/H 排水溝蓋穴部地表:コンクリート
  • 通学路04:0.53μSv/H 植え込み部地表:草むら
  • 通学路05:0.45μSv/H 歩道地表:アスファルト

いずれも0.30μSv/Hの閾値を超え、警報は計測のたびにずっと鳴りっぱなし。やはり排水溝の値はとても高いといえそうです。

復路は同じ道で100cm程度の高さで手持ちで計測しながら歩きました。これはちょうど娘の顔の高さに当たります。

しかしずっと0.30μSv/Hの閾値を超え、警報が鳴り止まない状態となりました。ちなみに排水溝とは関係のない一般的な歩道の上で同条件で計測したところ0.20μSv/H程度という値でしたので、排水溝の影響が見込まれます。

このような排水溝の上を歩くような歩道は、恐らく至る所にあるものと思います。特に車道から遠い側にあるので、むしろ親としてもこんな問題が起きる前はできるだけ「蓋の上を歩きなさい」と話していたくらいです。

傘を手持ちしていれば、その先端を差し込んだりしながら子供達は歩くでしょうし、これは大きな問題だと思います。排水溝の洗浄は急務と言えるでしょう。

■自宅庭:除草・芝刈りの効果あり
自宅の庭です。こちらは地表レベルでも0.30μSv/Hを超えることがありませんでした。

近い場所であるほぼ同条件の公園の高い値と比較して、同じ土と芝なのに何が違うのか。これは恐らく除草・芝刈りをしっかりと行ってきたからではないかと思っています。

原発事故後、放射性物質のことを気にし始めてから、しばらくは庭に出られない日が続いていました。しかし気温が上がり、さすがに雑草も増えてきたので、5月に除草を実施。そして今月改めて実施しました。

本当は完全に芝生を剥がして植替えたいと思っていますが、購入しようとしていた苗が在庫切れになってしまったので、今はそのままにしてあります。しかし条件が揃えば即購入して庭の大刷新を実施したいと思っています。自宅庭は安心して子供達を遊ばせてあげられる環境にしたいですから。

一方雨水口となると話は別。やはり高い値が出ました、閾値の0.30μSv/Hをあっさりと超え、完全に警報が止まらないレベルでした。

  • 自宅庭雨水口01:0.58μSv/H
  • 自宅庭雨水口02:0.54μSv/H
  • 自宅庭雨水口03:0.37μSv/H
  • 自宅庭雨水口04:0.35μSv/H

■まとめ
自宅周囲を計測してみて、やはり想定通りの計測結果になったというのが一番の実感です。

雨水口や排水溝は値が高い。そして除草した庭の方が公園よりも値が低い。という仮説は、しっかりと証明されました。

ただ、上で述べたように「本当に正しい値が計測できているのか」というご意見もあると思います。しかし、東京の勤務先で同じように計測して明らかに値が低かったことを考慮すると、やはり身の回りの値が高いことは確実なことではないかと思うのです。

特に通学路の高さや公園の高さは看過できない問題です。子供達が良く通り、遊ぶ場所である訳ですから、この部分の除染が進まないのはとてもまずい。

先日の学校の窓ふきのように、通学路においても排水溝の清掃を地域やPTAで実施できないものかと検討しなくてはいけません。

私としては被災地に行ってがれき除去などのボランティアに参加したいという気持ちもあります。しかし、自分たちの暮らすこの街の値が高いことについて、力を注ぐことの方が優先度が高いと思っています。引き続き柏市の、そして居住地域の環境改善に尽力していきたいです。

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